ウィンタースポーツNAVI

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カーリング

カーリングは、オリンピックなどで注目されて以降、その競技や選手達が時々紹介され、日本での知名度が一躍上がってきたウィンタースポーツです。しかし、競技場所が少ない、スポンサーが少ないなどのほかに、カーリング人口が依然少ないため、まだ「見るスポーツ」なのかもしれません。まだ新しいスポーツで、独特なルールもあるので、見る場合でも必要な、一定の競技知識を紹介します。

日本のカーリング

冬季オリンピックが長野で行われた時に、地元開催で出場した日本のカーリングチームが大健闘したことでその存在を知られるようになり、その後も女子がソルトレーク、トリノと3回連続出場し注目されています。

競技内容

カーリングは、団体競技で、1チーム4人で争います。両チームの選手が交互に1名ずつ、各自の石(ストーン)を、丸い円(ハウス)に向かって滑らせます。2回ずつ各チームの選手が投げるので、全員投げ終わると16個のストーンを投げることになり、これで一巡り(1エンド)です。この1エンドを終えるごとに、得点を数えます。

得点の数え方

1エンド16個のストーンを投げ終わった時に、ハウスの中心に一番近いストーンを投げたチームに得点が入り、相手チームは0点となります。得点したチームの得点は、ハウスの中にあるストーンのうち、相手チームの一番中心近くのストーンより内側にある、ストーンの得た点数の合計です。

10エンド勝負

両チームが16個のストーンを投げ終えて1エンド、これを10エンド繰り返し、特典の多いほうが勝ちとなります。これで勝負がつかない時は延長戦になります。

コツン!

競技中に相手チームのストーンを、自分のストーンで、外にはじき出す場面を見ることがあるでしょう。これはテイクアウトと言い、正当な競技方法として許され、最後にはじき出して、そのエンドを決めることもあります。進行を見ながら攻めることができるため、先攻より後攻の方が圧倒的に有利な競技で、交互に10エンド繰り返して勝敗を決めます。

ゴシゴシ!

競技中にブラシ(ブルーム)で氷の面をこすり、ストーンのすべり具合や方向をコントロールしていますが、これも大事な戦法です。これも、基本的には、自分のチームのストーンの進行方向だけに限られています。相手チームが投げている時に、氷の面をこするのは厳しく制限されています。

その他のルール

カーリングは、古くは審判をおかずに、自分達で判定をするスポーツした。フェアプレイの精神を重視したからでしょう。オリンピックの公式戦などでは、審判もいて、時間制限も設けています。1チームの持ち時間は73分と定められ、時間オーバーしたチームは負けとなります。第5エンド終了後に7分のハーフタイムがあり、作戦タイムは各チーム1分を2回まで許されます。


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